生きる力
 
僕は20歳の時アメリカにいて 三度命にかかわるようなチャンスの中にいた。
一度は 草原で乾草を運ぶトラックで150個程のヘイを積み上げた荷物の上に乗っていて
草原のアンジュレーションによりトラックが傾き荷物と一緒に崩れ落ちた時だった
次は ボスの運転する古いランブラ―に乗せてもらっている時 山道で前の車輪が外れて一人だけ
車と関係なしに転がって行ったのです。  後30センチで崖下でした。
三度目は 一度跳び上がった旅客機が 故障が起きたと 離陸した空港に戻った時でした
消防車と救急車が待機する中での着陸でした。
半年の間にそんな経験をして無事で有った時  僕は死なない守られていると確信しました。
それから46年 一度も危機にさらされることは無く いつも神の加護のもと不思議と良い方向に身を置く事が出来ています。
昨日 親戚の子供達も餅つきに来てくれて 自分はここで何か人の為に出来るかを考えろ と課題を与えました
小2と小5の男の子でした。 餅つきの用意のお湯を運んだり 蒸器の中にお湯を足したりしてお手伝いをし
空いた時間に 自分達でピンとボウルに目を付け ボウリングを始めました。
 
こうして遊びなさいとの 指図は全くなくルールも子供同士で作って遊んでいました。
今の知識重点教育で成績がオール5の子が とっさの事が起きた時に次に何するかの洞察力が有るかは疑問です。
日常 お手伝いをしたり アルバイトをしたり 兄弟の面倒を見たり している子には 次に何をしたらいいかの
智慧が育っていると思います。
 
 
これからの日本に必要なのは 世界の中でどう人間性を失わず楽しく生きて行くか 周りの人をしあわせにしていくかが
大きな課題であり それをサポートする 頭の柔らかい大人が必要だと思います。
我が家の29福餅つきが親の代より続いている理由はそこにあります。
と 今年の感想を書いてみました。
 
キララの里 夢狩人 哲